| 龍泉窯青磁展が首都博物館(主催)で開かれています。一般公開された85の作品を通して、様々な時代に制作された青磁を鑑賞することができ、龍泉窯の発展の歴史や、その芸術性を堪能できます。
龍泉窯青磁の主要産地は中国浙江省にある龍泉市です。三国両晋の時代から作られ、北宋時代後半から南宋時代が最盛期となり、清の時代まで続いたということです。青磁の生産は約1600年間も続き、中国では最も歴史を持つ磁器の一つとなっています。龍泉にある瓯江(アウジャン)は景色に優れ、美しく、この地域の水と土で作られる青磁は「玉のように青く、鏡のような艶、磬(ケイ)のような音」と例えられています。
龍泉窯は火力が強く、温度上昇が速い、といわれています。また、焼くことができる面積も広く、大量生産に適していました。まず、磁器を入れ、全ての開閉口を閉めます。窯頭を焼き始め、順次に火をつけて焼くそうです。最高温度は1300℃まで上昇できるだけでなく、温度を抑えるなど調節も可能です。龍泉窯青磁は、かつては瓯江から水運で温州、寧波などの地域を経由し、アジア、アフリカ、ヨーロッパの諸国で販売され、青磁業界に深い影響を与えた、ということです。青磁は、時間を追って、龍泉窯青磁の発展の歴史をわかりやすく展示されています。南宋、元、明の時代のものをはじめ、後世まで伝わる傑作は、それぞれの時期の典型と紋様を十分に表現されています。 宋朝の龍泉窯青磁:龍泉窯青磁の発祥地である瓯江は、興起が遅れていましたが、対外貿易を始めてから、急速に発展し、独自の特徴を持つ青磁として、注目されました。柔らかくパステールブルーのような青磁がこ元朝の龍泉窯磁器:元朝の期間、水運と陸運が便利になり、対外貿易がさらに盛んになったということです。西洋の好みに合わせるため、中国風を基礎としながらも洋風の要素も採り入れました。菱口皿、花模様、斑点模様などが、この時期の特徴となっているそうです。
こから始まりました。 明朝の龍泉窯青磁:青花磁器時代の繁栄に伴い、青磁時代の終幕を徐々に迎えます。明朝の後期では、対外貿易が厳しく管理されるようになり、青磁の輸出は減少、青磁の時代に衰えがみられるようになったということです。もともと柔らかいパステールブルーのような青磁でしたが、この時代はやや黄色、緑に変わっていきました。薄い胎土で艶がありますが、眩しいイメージで、品が足りないと言われています。
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